こんにちは、アキです。今日は、肩関節の屈曲と伸展についてお話ししたいと思います。
下図のように前方に上腕を挙げる動作を肩関節の屈曲といいます。
可動域は180°までですが、肘を伸ばしたままでは180°近辺では苦しくなります。
屈曲のときには肘関節が緩んでいることが必要になります。肩関節の屈曲に関わる筋肉は三角筋前部、大胸筋上部などであり、これらの筋肉が収縮します。
このときの拮抗筋は、三角筋(後部)、大円筋、広背筋になります。これらの筋肉は緩んで伸張されます。大円筋、広背筋は背中の筋肉としてイメージしてください。
反対に、腕を後方に引く動作を肩関節の伸展といいます。可動域は60°までですが、こちらも肘を伸ばしたままでは60°近辺ではきつくなります。肘を緩めることが必要になります。
伸展に関わる筋肉は広背筋、大円筋、三角筋後部になります。これらに筋肉が収縮して肩関節は伸展します。このときの拮抗筋は、屈曲の主動筋である三角筋前部、大胸筋上部になります。
ここで登場している三角筋は上図のように前部・側部・後部の三部位に分けられますが、それぞれの主な役割は以下の通りになります。
・三角筋前部:腕を前に上げる
・三角筋側部:腕を横に上げる
・三角筋後部:腕を後ろに上げる
ラテンのニューヨークなどで、腕を前方に挙げる動作があります。しかし、このフィガーを腕を前方に挙げる動作として取り組むのは無理があります。
つまり、前方に挙げてしまうと180°までしか挙げることができないからです。
それでも無理に後方へ伸ばそうとすることで、姿勢が崩れてしまいます。
実際は、ボディのターンと同時に腕を横に開く動きと捉えるのが自然となります。
また、考え方を変えて、後方に腕を挙げるようにすると、骨格的に無理のない動きにもなります。
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