こんにちは、アキです。今日は、肩周辺のインナーマッスルについてお話ししたいと思います。
肩周辺のインナーマッスルの中で、ローテーター・カフと呼ばれるものがあります。
ローテーター・カフは肩甲骨に起始し、上腕骨に停止する4つの小さな筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の総称で、これらは非常に薄い筋肉になります。
これらの筋肉は、肩関節の様々な動きに作用するだけではなく、肩関節の安定性を高めるというとても大切な役割を担った筋肉群になります。
ローテーター・カフの作用は、肩関節の内旋・外旋になります。
外旋に作用する筋肉は、棘上筋、棘下筋、小円筋の3つになります。内旋に作用する筋肉は肩甲下筋になります。
4つの筋肉の個別の作用としては、
・棘下筋
肩関節を外旋させる動作(腕を外に広げる動き)と伸展させる動作(腕を体よりも後ろに下げる動き)に作用します。
・棘上筋
上腕を外転させる動作(腕を上に上げる動き)に作用します。上腕の外転には三角筋などの大きな筋肉も作用するので、棘上筋がメインとなって作用するわけではありません。
・小円筋
肩関節を外旋させる動き(腕を外に広げる動き)と伸展させる動作(腕を体よりも後ろに下げる動き)に作用します。この動きは、棘下筋とほとんど同じになります。
・肩甲下筋
肩関節を内旋させる動作(腕を内に曲げる動き)、肩関節を内転させる動作(腕を下に下げる動き)、肩関節を伸展させる動作(腕を後ろに下げる動き)に作用します。肩甲下筋は全身の中でも上位に入る大きな筋肉になります。
これらの筋肉が癒着を起こしてしまうと、肩甲骨は可動できなくなってしまいます。特に、肩甲下筋は肩甲骨と肋骨の間にある筋肉ですから、外側から揉み解すことができません。
肩甲骨が動かないとダンスのパフォーマンスは低下してしまいます。
これらの筋肉が癒着していないか、是非チェックしてみてください。
流山の社交ダンス・ラテン・グループレッスン(講師:新田アキ)
社交ダンス中級&アルゼンチンタンゴ初級(月曜日 越谷教室 講師:稲葉寿里)
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