こんにちは、アキです。
先日、テレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」で「社交ダンスはフレイル予防に効果的」というのをやってました。
「フレイル」という言葉は初めて耳にしました。(遅れてるのかな、私)
フレイルは、加齢などによって心身の活力が低下した状態であり、「健康」と「要介護」の中間の段階だそうです。
要は、「ダンスは多様な動作を含むため、下肢筋力・バランス・柔軟性を同時に鍛えることができる。高齢者も、社交ダンスであれば、ゆったりとした曲調で無理なくパートナーと交流でき、心理・社会面にも良い影響を与え、より高いフレイル予防効果が期待できる」ということなのです。
社交ダンスが、認知症予防に良いことは以前から指摘されておりました。(認知症予防の第1位が社交ダンス!)
私の周りには、老いて体力が落ちたときまで庭の雑草取りなんかできないと、DIYで庭に人工芝を敷いちゃう人もいます。
太古の昔から人間は不老不死の薬を探してきているのに一向に見つからないですし、老いゆく体とどう向き合って如何に健やかに生活していくか、考えなきゃダメですね。
今回、このような研究結果が世に広められたことで、社交ダンスに目を向けてくれる人が増えてくれるといいなーと思います!(^^)!
以下、放送の抜粋です。
・「老化」について街の声
『老化』について、街の人に話を聞きました。
77歳の女性「年々ひざが悪くなっている感じがする。歩くのがつらい」
78歳の男性「物忘れが多くなった。カレンダーに印をつけていても、曜日を間違えることがある」

・「フレイル」とは
加齢とともに注意が必要なのが、『フレイル』です。
『フレイル』は、要介護状態となる前の段階です。
加齢とともに筋肉量や心肺の機能が低下し、何もしないと『フレイル』のリスクが高くなります。
この『フレイル』対策について、最新の研究です。筑波大学の研究です。65歳以上の男女7万人以上を対象に、20種目のスポーツ活動が、フレイルの進行をどの程度防ぐかを比較しました。

結果です。 男性1位はダンス(社交ダンス)、 女性1位は登山・ハイキングという結果となりました。
この研究を発表した、筑波大学・体育系の辻大士助教によると、「今回ランク外となったが、女性にもダンス(社交ダンス)は効果的であった」ということです。

なぜ、ダンスがフレイル予防に効果があるのでしょうか?
辻助教です。「ダンスは多様な動作を含むため、下肢筋力・バランス・柔軟性を同時に鍛えることができる。高齢者も、社交ダンスであれば、ゆったりとした曲調で無理なくパートナーと交流でき、心理・社会面にも良い影響を与え、より高いフレイル予防効果が期待できる」といいます。

・社交ダンスの流行
社交ダンスの日本での流行についてです。1940年代後半から1950年代に、若者を中心に娯楽、出会いの場として流行しました。
また、1990年代にも、映画『Shall we ダンス?』が、1996年度の映画賞を総なめした影響で流行しました。
現在の洋舞(バレエ・モダンダンスなど)と社交ダンスの人口は、約129万人です。年齢別では、10代、20代が多いですが、70代以上の高齢者も約26%います。

・社交ダンスを始める人の傾向
社交ダンスを始める傾向について、「最近は健康目的で、社交ダンスを始める高齢者も多い」ということです。
60歳を過ぎてから社交ダンスを始めたという69歳男性は、「定年後に足腰が弱くなり、つまずくことがあったので、体作りのために始めた」ということです。
・社交ダンス 健康面での影響
73歳男性は、社交ダンスの健康面での影響について、「猫背だったのが、社交ダンスを始めて1年半でシャキッと胸を張る立ち姿になった」といいます。
76歳女性は、「体全体を使って音楽に合わせて踊るのは、老化防止になっていると思う」と話しています。

・社交ダンスは最高の脳トレ 認知症予防に効果も
社交ダンスは、フレイル予防だけではありません。アメリカのアルバート・アインシュタイン医科大学の研究です。75歳以上の469人を対象に、高齢者の余暇活動と認知症リスクの関係を21年間調査しました。
結果は、何もしていない人に比べて、家事をしていれば、認知症リスクは12%減少、水泳なら29%減少、読書なら35%減少でした。そしてダンスは、76%認知症リスクが減少するという結果になりました。

こんな研究もあります。認知症リスクのある高齢者16人を『社交ダンス群』と『ウォーキングマシン群』に分け、6カ月間、週2回・各90分のプログラムを実施。
認知症に大きく関係する『海馬』の体積の変化を調査しました。記憶を司る海馬は、萎縮すると認知症が進んでいきます。
結果は、ウォーキングマシン群は『海馬』の体積が9. 51%の減少だったのに対し、社交ダンス群は『海馬』の体積が0. 07%の減少でした。
社交ダンス群は、ウォーキングマシン群の135分の1の萎縮率にとどまりました。
なぜ『社交ダンス』が認知症のリスクを減らすのでしょうか。
筑波大学・体育系の辻助教によると、「ダンスは、『記憶』『身体感覚』『音楽』『感情』など、複数の脳機能を同時に使用。脳の神経回路のつながりが良くなり、記憶力・学習能力の向上、脳機能全体の活性化、認知機能低下の予防につながる」
「特に、社交ダンスは、パートナーの動きに常に反応し動きを組み立てていく作業が、脳にとって最高のトレーニングになり、認知症予防効果が大きくなる」ということです。

(「羽鳥慎一モーニングショー」2025年11月21日放送分より抜粋)
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