こんにちは、アキです。今日は股関節の可動域についてお話ししたいと思います。
股関節は足の小指側と親指側のどちらを接地するかで働き方が異なってきます。
小指側が接地したときは股関節が大きく稼働しますが、親指側が接地したときは股関節が稼働を停止します。
この違いを理解して応用できれば、素早い動きを組み入れながら、滑らかに踊ることができます。
たとえば、素早い動きで静止する場合は、親指側で接地しその状態をキープすれば良いわけです。
そして、次の動きに移るときには接地ポイントを親指側から小指側に移して股関節を開放します。こうすることで、体の移動をスムーズに行うことができます。
しかし、一般的に、足の内側アーチと外側アーチでは内側アーチの方がアーチの維持力が高いです。
ですから、外側アーチで接地したときに、外側アーチが潰れてしまうことが多くなります。
その結果、外側アーチの保持力が十分でない場合は、足の小指サイドを使おうとするとお尻が抜けてしまい、体幹部が真っ直ぐでなくなり、動きをコントロールすることができなくなってしまいます。
ベーシック・フィガーであるワルツのナチュラルターンやルンバのウォークの練習は、アーチの崩れをチェックするのに適しています。
動きが外アーチを潰すようになってしまっている場合は、それを繰り返せば繰り返すほど、外アーチは潰れていきます。
足のアーチは、内側アーチ、横アーチ、外側アーチに3つが揃うことで機能を発揮しています。
アーチが崩れてしまうと、再生するには時間がかかります。それは、足は、常に体の重力を受けているからです。
アーチが崩れるとダンスに影響があるだけでなく、疲れやすくなったり、神経痛の原因になったりもします。