こんにちは、アキです今日は、膝の裏の筋肉である膝窩筋(しっかきん)についてお話ししたいと思います
膝窩筋は膝関節の裏にある筋肉で、腓腹筋の下にある深層筋になります。膝窩筋を停止から起始に向かって収縮させると、膝関節が屈曲したり、わずかに内旋したりします。股関節や足関節の状態によらず、膝窩筋は動かすことができます。
膝窩筋は、膝関節のロックを外してくれる筋肉になります。膝窩筋の内旋作用が重要なのです。
膝関節を伸展させるとき、脛骨は僅かに外旋します。この外旋によって筋肉に依存せずに膝を伸ばしていることができています。
立位で膝関節が伸展した状態では、脛骨は外旋して固定されています。ここから膝を屈曲させるときに膝が内旋します。このとき、脛骨が内側に転がり滑る運動ではなく、大腿骨が脛骨に対して転がり滑る運動が起こります。つまり、膝窩筋は大腿骨を外旋させることにより、相対的に脛骨を内旋させるという作用を行っています。ダンスでは、膝をロックするステップでは非常に重要な機能になります。
膝窩筋の機能が衰えてくると膝のロックの解除が困難になるため、自然と膝が伸展しなくなります。こうなってしまうと、膝の伸展筋である太腿内側の内側広筋は働く機会が失われてしまい、筋力低下を引き起こす要因になります。
膝窩筋は小さい筋肉ですが、非常に重要な筋肉になります。
是非、意識してみてください。
NHK連続ドラマ小説「エール」にエキストラダンサーとして出演予定
社交ダンス|膝窩筋|作用