こんにちは、アキです。今日は、広背筋の癒着についてお話ししたいと思います。
背中の表層の大きな筋肉である広背筋は、他の筋肉と交わる部分が多くなります。
広背筋が硬くなり、たくさんの筋肉と癒着を作ってしまうと、体幹や肩部の可動域は低下してしまいます。
まず、前鋸筋です。
前鋸筋は肋骨をのこぎりの刃のように覆っています。この前鋸筋を覆うように脇の下に広がるのが広背筋なので、癒着しやすくなります。
次は、肩甲下筋です。
肩甲下筋は肩甲骨の前面に付着している、肩甲骨と肋骨の間にある大きな筋肉になります。
広背筋と前鋸筋が癒着し、前鋸筋が自由に可動しなくなると、今度は前鋸筋と肩甲下筋も癒着していきます。
こうなると、肩甲骨は胸郭に貼り付いてしまい、肩甲骨と胸郭はどちらも可動性を失ってしまいます。
肩甲骨の可動域低下は肩関節の運動制限となり、胸郭の可動域低下は体幹の回旋動作に影響を与えます。
肩甲骨と胸郭の滑りを取り戻すためには、癒着した各部をリリースしていくことが必要になります。
特に、肩甲下筋は肩甲骨の前面の筋肉であり、直接触れることができないので厄介な部位になります。
ダンスのパフォーマンス向上には、肩甲骨と胸郭の可動域は欠くことができないものになります。
是非、意識してみてください。
流山の社交ダンス・ラテン・グループレッスン(講師:新田アキ)
社交ダンス|広背筋|前鋸筋|肩甲挙筋|癒着