こんにちは、アキです。今日は、半膜様筋と半腱様筋についてお話ししたいと思います。
半膜様筋と半腱様筋は大腿二頭筋と合わせて太もも裏のハムストリングスを構成する筋肉になります。
半膜様筋は、筋繊維が短く、筋腹は扁平で広く、一部が半腱様筋に覆われています。半腱様筋は半膜様筋を覆うように 位置し、筋腹がやや上寄りにあり、筋線維が長いのが特徴になります。
半膜様筋と半腱様筋は、太もも裏の内側に位置しており内側ハムストリングと呼ばれる筋肉になります。
この2つの筋肉は膝関節と股関節を跨いでいる2関節筋ですから、半膜様筋や半腱様筋が停止から起始に向かって収縮すると、膝関節の屈曲(膝を曲げる)、下腿を内旋、股関節の伸展(脚を付け根から後方に振る)といった動作を行うことができます。
膝関節の屈曲力は、半膜様筋では40~60°膝関節屈曲位で最大、半腱様筋では60~80°膝関節屈曲位で最大になります。
また、股関節の伸展力は、半腱様筋、半膜様筋ともに30~60°膝関節屈曲位で最大になります。
日常生活では、前かがみになった体制から上体を起こす動作、また、直立した姿勢で骨盤を後ろへ傾ける動作を行うときに収縮しています。
歩行やランニングなどブレーキをかける動作にも大きく寄与します。また、ダッシュやジャンプを行うときに、股関節の屈曲が浅くなった段階で股関節伸展に寄与します。
半膜様筋はハムストリングの中では股関節の伸展動作より、膝関節の屈曲動作に強く作用します。
半膜様筋や半腱様筋を鍛えたい場合は、股関節を少し開き気味で踵を合わせてレッグカールを行ってみてください。
膝関節を曲げ内旋させるのが内側ハムストリングスの主な働きになります。
流山の社交ダンス・ラテン・グループレッスン(講師:新田アキ)
社交ダンス|半膜様筋|半腱様筋