こんにちは、アキです。今日は、脛の筋肉である前脛骨筋についてお話ししたいと思います。
前脛骨筋(ぜんけいこつきん)は、すねの前面にある筋肉です。イメージとしては、膝の下外側から土踏まずまで続いている筋肉です。
前脛骨筋は主につま先を持ち上げる役割を果たしています。
つまり、前脛骨筋が弱くなり、且つ、拮抗筋であるふくらはぎの筋肉に柔軟性がなくなってしまうと、つま先を持ち上げることができなくなってしまいます。
この場合、弱くなるというのは筋肉が細くなったりすることも当てはまりますが、もっと大切なことは機能が衰えるということです。
つまり、筋肉の唯一の機能である収縮ができない筋肉になるということになります。
特に日常生活において立ち仕事をしている人は、前脛骨筋を使い過ぎて、いつの間にか固くなってしまうので収縮性が失われてしまいます。こういう場合は、ストレッチや筋トレでメンテナンスする必要があります。
また、前脛骨筋が衰えてくると、つま先を持ち上げてくることができなくなり、「つまずき」易くなる原因になります。
前脛骨筋は鍛え方が難しい筋肉であり、また遅筋が多いので、鍛える場合、他の筋肉の場合より低負荷で回数を多くする必要があります。
前脛骨筋は、つま先を上げながら歩くことで強化することができます。また、トゥレイズなどのエクササイズで足関節を背屈させることで鍛えることができます。
また、レジスタンスバンドやトレーニングチューブを利用して足関節を背屈させてトレーニングする方法もあります。