こんにちは、アキです。今日は、腸腰筋についてお話ししたいと思います。
大腰筋と腸骨筋を合わせて腸腰筋と言います。腸腰筋で主に機能を発揮しているのは大腰筋になります。
腸腰筋の働きは、骨盤を前傾させ、股関節を屈曲させることになります。
この股関節屈曲力は、10~15°股関節伸展もしくは70~80°股関節屈曲位で最大となります。
股関節を深く屈曲することは少ないので、股関節伸展位から腸腰筋は鍛えるのが良いと言われています。
実際、歩いているときには、股関節伸展位から腸腰筋の筋活動が高まっています。
腸腰筋を収縮させると骨盤は前傾します。反対に、その拮抗筋である大殿筋を収縮させると骨盤は後傾します。
腸腰筋が収縮して骨盤が前傾すれば、その拮抗筋である大殿筋は伸長させられますから収縮しようとします。
つまり、腸腰筋と大殿筋がきちんと機能していれば、骨盤はベストなポジションが保たれるということになります。
骨盤が前傾したり後傾したりして重心の位置を微妙に変化させることで、人間は筋力に依存せずにスムーズに移動できるようになっています。
この機能を生かせば、ダンスでも、力みのない、よりナチュラルな動きが生み出されます。
腸腰筋は股関節を屈曲させる機能がありますから、この動きは同時に大腿(太もも)を持ち上げる動きにもあたります。
つまり、腸腰筋は太腿の筋肉である大腿直筋などと共同して歩行時の太腿の持ち上げに寄与します。
大腰筋は放っておくと30代から急激に衰え、骨盤が後ろに傾くことで、下腹がぽっこり出てきます。また、腰痛、猫背の原因にもなります。
太腿が持ち上がらなくなってきますから、歩行時の歩幅が狭くなります。そして、運動機能も低下します。
特に、デスクワーカーの方には気を付けて欲しいことです。デスクワーカーは長時間椅子に座り続けて仕事をしています。
この間、大腰筋は縮んで骨盤は前傾しています。
こういう状態が恒常的になると、大腰筋は縮んだまま固くなって機能しなくなってしまいます。その行きつく先が、猫背、腰痛、ポッコリお腹となっているのです。
腸腰筋は、ジムのマシンで鍛えることが難しい筋肉になります。うまく使えるようにすることで、本来の機能を発揮させることが大切になります。
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