こんにちは、アキです。今日は、オープンシザーズシンドロームについてお話ししたいと思います。
オープンシザーズシンドロームは、肋骨が上に向き、骨盤が下に向いて、ハサミを開いた様な姿勢であり、不良姿勢の一つになります。
一見、姿勢は良いように見えますが、横隔膜の働く方向が前方向に移動し横隔膜が収縮しても腹腔に効率的に上部からの圧力を加えることが出来なくなるので腹腔内圧が維持できなくなってしまい、体幹の安定性が損なわれてしまう姿勢です。
呼吸が浅く、腹圧も前に抜ける為、肋骨が突出したり、下っ腹が緩んだ状態になったりしてしまいます。
この状態ではいくら体脂肪を落としても、お腹を凹ませることができても、綺麗なボディラインにはなりません。
オープンシザースシンドロームは呼吸やストレス、自律神経、筋肉の過緊張など、様々な理由から起こります。
体を支える上で大切な体幹の筋肉には、横隔膜、多裂筋、腹横筋、骨盤底筋群の4種類があります。
オープンシザースシンドロームでは、この4種類の筋肉がそれぞれの役割が果たせない状態のため腹腔内圧がかからなくなり、これらの筋肉で支えるべきウエイトが腰へ強い負担となってかかってしまいます。
改善するためには、腹式呼吸のエクササイズであるドローインを行う必要があります。
ポイントは、息を吸うときには横隔膜の背中側を意識して収縮し、息を吐くときには腹横筋を収縮させてお腹を凹ませます。
是非、試してみてください。
流山の社交ダンス・ラテン・グループレッスン(講師:新田アキ)
オープンシザーズシンドローム|ダンス|姿勢