こんにちは、アキです。今日は、アクティベーションドリルについてお話ししたいと思います。
アクティベーションドリルとは、普段何らかの理由(不良姿勢や運動不足など)により、作用しにくくなっている、または、作用しなくなっている筋肉を、しっかり作用させることができるように神経系を活性化する目的で、低負荷を用いて実施するエクササイズになります。
アクティベーションドリルの目的は2つあります。
1つは、眠っている筋肉を作用させるために神経系の活性化を目的にして行うものになります。
もう1つは、ウォームアップの一部として行い、その後の練習において筋肉を十分作用させ、練習の効率を上げていこうとするものです。
よくアクティベーションドリルでターゲットにされる筋には、大殿筋・中殿筋・腸腰筋・体幹etcの筋群が挙げられます。
どんなに筋肉を鍛えても、目的とする動作において使えなければ意味をなしません。
鍛えることで活性化された筋肉が、目的とする動作で使えるように適応させていくためには反復したトレーニングが必要になります。
動作の中で筋肉を作用させると痛かったり苦しかったりしているのでは、目的とする動作の中で問題なく使うことができません。
そのために筋肉を無理なく作用させる感覚を、エクササイズを通して獲得し、目的とする動作に落とし込むことで無意識でも正しい身体の使い方ができるようになります。
筋肉を活性化させ、それを動作に適応させていくことを意識することで、単なるエクササイズで終わるのではなく、動きの中で自然に筋肉を使えるようになっていきます。
事前に、活性化したい筋肉にピンポイントで刺激を入れることで、練習で、その筋肉の動員を高めてくれます。
ダンスでどうしてもできないようなことは、その動作を生み出す筋肉が作用しないからになります。それを解決するには、自分自身がアクティベーションドリルを行って、筋肉を作用させることができるようにならなければなりません。この作業は、個々人で取り組むべきものであり、カップルでの練習では成果を望むことはできません。
是非、意識してみてください。
流山の社交ダンス・ラテン・グループレッスン(講師:新田アキ)