こんにちは、アキです。今日は、仙骨についてお話ししたいと思います。
仙骨は、骨盤の中央にある自分の手のひらの大きさくらいの逆三角形の形をした骨になります。
仙骨は、骨盤の一部です。骨盤はその中心にある仙骨とその下にある尾骨、仙骨の左右両側にある寛骨(腸骨、座骨、恥骨)の5つの骨によって構成されています。
この仙骨が立っていないと 、尾骨が反り返った、反り腰の姿勢になってしまいます。こういう姿勢の人は、ダンスではお尻が抜けて見えるので良くありません。
反り腰の姿勢では、上半身の重さが腰の付け根に集中しています。
反り腰の姿勢で上半身の重さを腰の付け根だけで受け止めていると、重さを受け止めることができずにストレスがかかるので、重さを分散して逃がそうとするか、全身の筋肉を総動員して耐えようとします。
分散される場合は、上半身の重さは、体幹部の筋肉や股関節、膝関節が緩むことで吸収されます。
この状態では、体の重心付近が緩んでバラバラになっているので、重心をスムーズに移動できなくなってしまいます。
反対に、筋肉で耐える場合は、全身の筋肉に余計な力が入り、関節も自由に動かなくなってしまいます。
こうなってしまうと、重心のスムーズな移動は不可能ですし、そもそも、自分の重心を感じることもできなくなっています。
人間は、本来、上半身の重さを骨盤の5つの骨に分散して受け止めています。
骨盤と腰椎が90度に近い角度で繋がれば、上半身の重みを骨盤全体で支えることができるのです。
つまり、仙骨を立てる必要があるのです。
静止した状態で仙骨を立てるのは簡単ですが、これを踊っている最中、常にキープすることは難しいです。
仙骨だけを意識して仙骨を立てようとすると、通常、恥骨が前に出てきてしまいます。
そうすると過度に骨盤が前傾し前バランスになります。
この状態で移動すると、すぐに落下して、エネルギーを移動方向への推進力に変換できなくなります。
つまり、腰が抜けてしまい膝も伸びなくなり、肩は前巻きになり、胸も出てきます。背中は猫背で広がり、肩も上がります。
仙骨が立つと、女性はヒールで安定して立つことができるようになってきます。
ふくらはぎにも余計な力が入らず、体を楽に引き上げることができるようになるわけです。
仙骨を立てても不安定な場合は、足の指に依存して立とうとしている証拠です。
是非、仙骨を意識してみてください。
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