こんにちは、アキです。今日は、アームの動きについてお話ししたいと思います。

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ルンバでは、洗練されたアームの動きが生み出す表現はとても魅力的なものです。このアームの動きを生み出しているのは、伸張性収縮という筋肉の動きです。

筋肉の収縮には、短縮性収縮と伸張性収縮の2通りの収縮があります。

(1) 短縮性収縮
短縮性収縮は筋の長さが短縮する筋収縮です。

(2) 伸張性収縮
伸張性収縮は筋の長さが伸びる筋収縮です。

短縮性収縮は感覚的に解りやすい収縮です。

筋肉を使うことによって、その筋肉が膨らんで短くなる収縮です。抵抗負荷に打ち勝つ動きで筋肉を使っている感覚があるので、ポジティブな伸縮になります。

日常生活にある動きでは、重い物を腕で持ち上げたときに腕の力こぶができます。

この収縮が短縮性収縮にあたります。動く方向は動かそうとしている意思の方向に動きます。

では、伸張性収縮は、どういう収縮かというと、筋肉は短く収縮しようとしていながらも、その収縮力より加わる負荷の方が大きいために筋肉が伸びていく状態を指します。

実際、使っている感覚が少ないので、ネガティブな収縮と捉えられます。

感覚的に解りやすいのは、腕相撲で負けているときに、相手の腕を倒そうとしているのに、その方向とは逆に押し倒されていき、徐々に腕が伸びていく伸び方です。

動く方向は、動かそうとしている意思の方向と逆に動いていくことになります。

重いものを腕で引き上げて、ゆっくり地面に下すときの動きでもあります。

つまり、伸張性収縮は、動かそうとする方向に対する負荷と、その真逆の方向に対する負荷を同時に感じながら動かす動きになります。

肘を曲げたり、伸ばしたりするときには上腕二頭筋と上腕三頭筋を使います。上腕二頭筋は腕の力こぶの筋肉です。上腕三頭筋は腕の力こぶの裏側の筋肉になります。

アームを折り畳むときは、上腕二頭筋は短縮性収縮させ、上腕三頭筋は伸張性収縮させます。

アームを伸ばすときは、上腕二頭筋は伸張性収縮し、上腕三頭筋は短縮性収縮します。

この直感的に感じにくい伸張性収縮を動きの中で意識し、コントロールすることでしなやかな動きが生み出されます。

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